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2011年5月 1日 (日)

肺ガンとは

 昨日は、長男が通う保育園の親たちとのバーベキューパーティー。
 7家族30人近くが集まったが、僕の病気のことは誰も知らない。どんな顔をしたらいいのかとまどうが、体はいたって健康なので、何の問題もないように振るまった(と思う)。
 だが1日中外にいて、前々日から引き始めた軽い風邪が、少し悪くなった感じだ。
 こんな気候のいい時期に、風邪を引くのは珍しい。ときおり咳がコンコンとでる。肺が苦しい感じもする。精神的なもののような気もするが、やはり肺になにか問題があるのかと不安になる。
 気になるのは、結核などの感染症の可能性が0ではないと言われていることだ。医師からは、もし感染症だとしても排菌(菌を排出して人に移す)するレベルにはなっていないと言われたが、0歳の次男を含めて参加者には子どもが多いので気になる。マスクは手放さなかった。
 今日はさらに咳が増えて、胸がつかえる感じもはっきりするような気がする。いったい自分の身になにが起こっているのか・・・。

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 話は戻る。
 CTで肺に影が見つかった日(4/15)はショックだったが、もうひとつ実感がわかなかった。体調には何の問題もなくぴんぴんしているのに、本当に大病なのだろうか。病院の帰りに寄った店で、預かったCT画像の大きな袋を置き忘れてしまった。
 帰宅するとまず、大学同期の医師Lに事情をメールした。

”お医者さんとして教えてほしいことがあってメールします。・・・がんの可能性が高いのだろうか?・・・
肝臓は心配していたが、肺はまったく無警戒だったのでショックです。
42歳、現実は受け止めなければ・・・。”

 Lの答えは、
”・・・肺は専門外なので、週明けに呼吸器内科の専門医に聞いてみます。・・・この段階ではなんとも言えないというのが妥当な所かな。また連絡します。あまり心配せんように。”

 病院から預かったCT画像を全部見せてと言ってきたので、翌日(4/16)写真に撮って送った。
”Lへ
返事をありがとう。
「あまり心配せんように。」という言葉だけで救われる。・・・”

 ネットで肺ガンについて調べてゆくと、他の臓器のガンに比べて発見しづらく、診断もしにくく、死亡率の高いガンであることがわかってくる。手術で腫瘍を切除する場合、初期の場合でも肺の最低4分の1を切除しなければならないようだ。なんと恐ろしい病気になってしまったのか。調べていると左胸がつまるような、痛いような気がする。
 CTを撮った病院で紹介されたのは、最寄のS大学病院。だが、あまり聞いたことのない名だ。肺ガンの治療で実績のある病院は東京・神奈川にいくつかあるが、紹介状を書き直してもらってもいいものだろうか。
 相談する人を探すため、大学関係やこれまで接点のあるお医者さんの名を書き出してみた。全部で30人以上いるが、呼吸器の専門はいない。

 翌4月17日、L医師からメールが来る。
”・・・癌と聞くと、不治の病、末期などへとイメージがすぐに飛躍してしまいがちだが、早期のものから末期まで幅が大変広いので、早期に見つかれば、手術などの治療は必要でも簡単に治る病気というのが医療者の認識です。早期に見つけるのが、一番大事で、早期に見つかれば、恐れるに足りずです。今回は症状のない早い段階で偶然にも見つかり、不幸中の幸いであったと思う。悪いのものでなければ、さらに良いが。・・・”

 この日は、長男の通う保育園の親同士の集まりがあった。
 たくさんの家族に会うが、自分がこれまでとは違うものになってしまったような気がして、疎外感を覚える。親の1人に医師がいたので病院について相談するが、ここが良いというところはわからない。その方はいつでも紹介状を書きますと言ってくれた。

 帰宅後、大学の先輩の医師へどこの病院がよいか尋ねるメールを送る。
 その夜は先輩からの返事を待ちながら、ネットで肺ガンや病院についてさらに調べた。
 私立大病院のページには、最新の治療法を導入しているとか、これだけの実績があるとか良いことを主に書いてあるところが多い。最初はそれを見て安心していた。
 が、神奈川県立がんセンターのページを見ると、おそらくこれが事実なのか思えるような厳しいことが書いてある。肺ガンならば、やはり助からないのではないかと思えてくる。
 寝室で寝息を立てている子どもたちの顔が目に浮かぶ。今度キャンプに行こうとか、大きくなったら山登りや海外旅行に行こうとか、たくさんの約束をしてきた。自分はもう、その約束を果たすことができないのだろうか。そう考えると、涙がボロボロこぼれてきた。

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